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パフォーマンス最適化

使用するPC環境と用途にあわせて、負荷を下げるよう設定します。

フレームレートの確認

「Settings > Performance > Show frame rate」をオンにすると、現在のフレームレートがウィンドウ下部に表示されます。

GPUの使用

MocapForAllではAIを使って人の姿勢を推定しています。AIの計算は、多くの場合、CPUよりGPUを使う方が高速です。 GPUが搭載されたPCを使っている場合、「Settings > General > Run DNN on」で「GPU_DriectML」を選択することを強くおすすめします。

複数GPUからの選択

GPUが複数ある場合は、どのGPUを使うかを「Settings > General > Run DNN on > GPU」で設定できます。

TensorRTを使うべきか

GPUを使う場合、「GPU_DriectML」と「GPU_TensorRT」の二つの選択肢があります。
TensorRTは環境準備が大変かつ読み込み時間が長く、それでいて見返りが少ないため、多くの場合「GPU_DriectML」 の使用をおすすめします。

  • GPU_DriectML:
    DirectMLは、DirectX12対応GPUでGPUアクセラレーションを可能にします。使用可能なハードウェアの例は次の通りです。
  • NVIDIA Kepler(GTX 600シリーズ)以降
  • AMD GCN 1st Gen(Radeon HD 7000シリーズ)以降

  • GPU_TensorRT:
    TensorRTは、サポートされているNVIDIA製GPUでGPUアクセラレーションを可能にします。 これを使用するには、CUDA、cuDNN、およびTensorRTをインストールした上で、Appendix4_TensorRT_modeをインストールする必要があります。

速度優先モード

「Settings > General > Capture body」から、何を優先して実行するかを設定できます。

  • 多くの用途で「Speed」をおすすめします。
  • ノートPCなど性能が低いPCを利用している場合や、非常に重いVRアプリと併用する場合などは、「Speed+」をおすすめします。
  • 映像用途等で特に精度よくモーションキャプチャしたい場合には、「Precision」モードを使用します。「Appendix1_Precision_mode」のインストールが必要です。

描画の削減

下記の設定により、MocapForAll上での描画を減らし負荷を削減することができます。

  • 「Settings > General > Character」で「Empty」キャラクターを選択します。
  • 「Settings > General > Map」で「Minimum」マップを選択します。
  • 「Settings > Performance > Set screen percentage to」をオンにし、小さな値 (たとえば 30%) を設定します。
    または、「Settings > Performance > Render the viewport」をオフにします。

フレームレート上限の設定

  • 「Settings > Performance > Limit framerate to:」をオンにし、目標とするフレームレート (たとえば 30FPS) を設定します。 MocapForAllはこのフレームレートを上限として動作します。