変更履歴

v1.7 (2023-06-23)

Unreal Engine 5.2版を公開しました。
FOnnxTensorInfoを他モジュールのC++から使用できるよう、DLLEXPORTを追加しました。
ONNX Runtimeの最新APIで動作するよう、条件付きコンパイルを追加しました。ONNX Runtime v1.15.1で動作させる方法はこちらをご覧ください。

Unreal Engine 5.0版を公開しました。
- UE5でBlurprintから単精度のFloat型の入出力をバインドする際には特別な操作が必要です。
- UE5では、OnnxRuntimeモジュールは、エンジンモジュールとの競合を避けるため、OnnxRuntimeNNEngineモジュールに改称しました。既存プロジェクトの移行時にはご注意ください。
OnnxRuntimeモジュールを更新しました。
- モデル最適化のオプションを指定できるようになりました。
サンプルプロジェクトを更新しました。
- 人物姿勢推定サンプルで表情推定をアテンション機構を使ったモデルで行うよう変更しました。

OnnxRuntimeモジュールを更新しました。
- ブループリント呼び出し可能な関数Construct Onnx Tensor Infoを追加しました。入出力テンソルの形状を動的に指定するために使用します。

TextureProcessingモジュールを更新しました。
- UTextureをfloat配列に変換するコンポーネントを追加しました。(TextureProcessFloatComponent)
- byteまたはfloatの配列からUTextureを生成する機能を追加しました。
- 一部のUTextureがTextureProcessComponentで処理できない不具合を修正しました。
  - BP_TextureProcessComponentは非推奨になりました。代わりにTextureProcessComponentを使ってください。
CustomizedOpenCVモジュールを更新しました。
- UE4のcheckマクロとの競合を避けるため、OpenCVのcheck関数を削除しました。
サンプルプロジェクトを追加しました。
- 単眼RGBカメラによる深度推定の例を追加しました。
- 任意アートスタイル転送の例を追加しました。

Ubuntu 18.04.6 Desktop 64bitに対応しました。
- CUDA、TensorRTによるGPUアクセラレーションに対応しました。
  - CUDA、cuDNN、TensorRTをサポートするNVIDIA GPUが必要です。
  - CUDA ver 11.4.2, cuDNN ver 8.2.4, TensorRT ver 8.2.3.0 をインストールする必要があります。
  - TensorRTを有効にすると、未対応の演算子を含むDNNモデルを読み込むことができません。対応する演算子は、公式ドキュメントをご覧ください。 (NNEngineはLinuxではTensorRT 8.2を使用しています)
- テスト済み環境:
  - Unreal Engine: 4.26.2, 4.27.2
  - Vulkan utils: 1.1.70+dfsg1-1ubuntu0.18.04.1
  - .NET SDK: 6.0.101-1
  - OS: Ubuntu 18.04.6 Desktop 64bit
  - CPU: Intel i3-8350K
  - GPU: NVIDIA GeForce GTX 1080 Ti
    - Driver: 470.130.01
    - CUDA: 11.4.2-1
    - cuDNN: 8.2.4
    - TensorRT: 8.2.3.0
実験的にAndroid向けのビルドに対応しました。
- テスト済み環境:
  - Device: Xiaomi Redmi Note 9S
  - Android version: 10 QKQ1.191215.002
- 留意点:
  - モデルをORT形式に変換する必要があります。
    変換の詳細は公式ドキュメントをご覧ください。
  - Androidで読み込めないDNNモデルがあることがわかっています。
  - NNEngineは、AndroidではONNX Runtime Mobile ver 1.8.1を使用しています。
- NNAPIによるGPUアクセラレーションは未検証です。